花屋さんを始めてみたいと思っている人はいませんか?そのような人が心配することとして、資金面の問題があるでしょう。花屋を開業したり、運営したりするためにどのくらいコストがかかるかについて、以下にまとめました。

花屋の開業資金の目安と調達方法

まず花屋を開業するためにはそれなりにまとまった資金が必要になります。自分の貯蓄ですべて賄えればいいですが、それが無理なようであれば、借り入れも検討しなければなりません。

最低でも500万円はかかる

花屋の開業資金はどの程度の規模のお店をどこで開業するかによって変わってきます。しかし少なく見積もっても500万円はかかると思ったほうがいいです。花屋の場合、店舗を確保する必要があります。そのためには家賃や初期費用などがそれなりにかかってしまいます。さらに内装工事をするとなると、その分の費用も考えないといけません。500万円を一つの目標にして、開業を目指すのであれば貯蓄を進めたほうがいいです。

融資先を探す

初期費用を自分の手持ち資金だけで賄えない場合、融資を受けることも検討しなければなりません。まず考えられるのは銀行などからの融資です。しかしメガバンクなど都市銀行の場合、それまでの経営実績を重視して融資します。これから起業するところにはあまり融資に積極的ではない傾向が見られます。一方信用金庫は地域密着で営業しているので、親身に話を聞いてくれるところが多いです。

黒字経営するためのコツ

花屋を長く経営するためには、安定した収益を確保することが必要不可欠です。黒字経営しやすくするための運用コストに対する考え方についてみていきます。

原価率は低めに設定

花屋で欠かせない花を仕入れるにあたって、そのコストは原価率をベースに考えら法がいいです。原価率は高く設定するとリーズナブルで販売できます。しかし原価率は低めに設定するのがおすすめです。目安になるのが30%です。花は生ものですから、ストックを多く用意できないからです。売れ残ってしまうと定価割れの価格で販売するか、破棄するかのいずれかしかない点を留意しましょう。

資材代の目安

運営コストで無視できないのは資材代です。花を購入するお客さんの中には、プレゼントのために買い求める人も多いです。資材代が多くなると利益率も低くなってしまいます。大体花の価格に対して10%を上限として資材代の予算をつけましょう。1000円の花をアレンジする場合、資材代は100円以下に収めることです。

まとめ

花屋を運営する際には、経営計画をきちんと立てておいたほうがいいです。経営者にとって常に頭の中にあるものとして、資金繰りがあります。資金がスムーズに回っていくためには、運用コストをできるだけ抑えることが大事です。もし経営が厳しくなったなら、コスト面で無駄遣いをしているところはないか検証しましょう。そして余分な費用は速やかにカットすることが収支好転の近道です。